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【書評】知的戦闘力を高める 独学の技法 著:山口周

 

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論語にはこのような記述がある。

「子曰わく、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し」

平たく言えば

「先生は仰いました。学んでも考えなければ洞察は得られない。一方で、考えるだけで

学ばなければ独善に陥る恐れがある」という意味。

 

独学の技法を読んでみて感じるのはこの一文に凝縮されていると思います。

 

少し自分の学生時代の話を書きたいなぁと。

世間をとても賑やかせているワールドカップ。日本代表は先日のコロンビア戦では見事

2対1で辛勝しました。自分は小中高とサッカーをやっており、このワールドカッ

プをとても毎日楽しく観戦しています。

 

楽しく観戦するのと同時に自分の学生時代を振り返るのです。

もうちょっと戦略的にサッカーに取り組めばよかったなぁと。

 

当時自分のポジションについてはなんとなくサイドバックをやったり、監督に指示さ

れたから何となくフォワードをやったり、自分の頭で考えずにただ目の前のイベントは

淡々とこなしていったように思えます。

 

自分がプレイするポジション一つとっても、自分の頭で考えることができたのならば自

分の強みをいかしたプレイが行えるはずです。当時の自分は自分の弱み・強みすら把握

できていなかったのかもしれません。それは完全に自分の責任です。監督やコーチの責

任ではありません。今なら自分の好みや強み・弱みを把握しているので自分が戦うべき

戦場(ポジション)を明確に言えることができます。(もうサッカーをしていないので

完全に手遅れですが笑)

 

自分がここで言いたかったことは「戦略を持て」ということにつきます。

ようやく書評に入るのですが、読書についても同じだと思っており、山口周さんが書い

た本にも独学の戦略について明確に書かれています。

 

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なんの戦略も立てないままに武器を闇雲に集めても、知的戦闘力が高まることはありません。あれこれと目についた武器を集める前に、まずは「自分はどんな戦い方をするのか? どこで強みを発揮するのか?」という大きな戦略が必要になります。

独学による「知的戦闘力の向上」を目指すのであれば、まずは闇雲なインプットの前に、独学の大きな方針となる「独学の戦略」を決めることが重要です。 さらにこの「戦略」を具体化する際には、もちろん「何をインプットするか」を考えることも重要なのですが、同時にまた「何をインプットしないのか」を定めることが重要です。

「知的戦闘力を高める 独学の技法」

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僕がこの本から一番重要であると感じたところは独学において戦略を持つということ。そしてこの本には独学においての戦略とはいかなるものかを明快に説明してくれています。僕がこの本から一本の剣=武器を抽出するとしたら、「独学の戦略を考えるというのは、一言で言えば独学のカリキュラムを組む」ということ。これにつきます。

 

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ここで注意しなければならないのは「独学の方針は、ジャンルではなく、むしろテーマで決める」ということです。 言い方を換えれば、「テーマが主で、ジャンルが従」ということになります。これは独学を行うにあたって大変重要なポイントなのですが、不思議なことに世の中でほとんど指摘している人がいないので、よく注意してください。 なにが言いたいのかというと、独学をするとなると、では「哲学を学ぶ」とか「歴史を学ぶ」とかといったように、ジャンルの設定から入ってしまいがちなのですが、大事なのはむしろ、自分が追求したい「テーマ」に方向性を持つということです。

独学の戦略を立てるというと、「どのジャンルを学ぶか」と考えてしまいがちですが、これをやってしまうといつまでたっても「知的戦闘力」は上がりません。なぜかというと、ジャンルに沿って勉強をするということは、すでに誰かが体系化した知識の枠組みに沿って勉強するということですから、その人ならではの洞察や示唆が生まれにくいのです。

独学の戦略を考えるというのは、一言でいえば、独学のカリキュラムを組む、ということですが、ジャンルに沿ってカリキュラムを決めるというのは、書店の店員さんに自分のカリキュラムの枠組みを決めてもらうのと同じことなのです。このように指摘すれば、それがいかにバカげたことか、おわかりいただけると思います。

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僕が今ここで書いていることは本の一部でしかありません。

独学の技法をというのは4つのモジュールに分解でき、戦略を持つということはそのう

ちの1つでしかありません。しかし、僕はこの戦略を持つことに関しては一番大切だと

思っており、その大切さというのは僕が学生時代のサッカーに対して思考停止した取り

組みをしていた反省からくるものです。独学をする際には、あんなもったいないこ

とはしちゃいけないなーとワールドカップを観ながら感じた次第であります笑

とても面白い本でしたので是非読んでみてください。

 

 

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